【改元日決まる】平成31年5月1日からの新時代。西暦はプラス18で

天皇陛下の退位と皇太子殿下の即位の日程が決まりました。
12月1日、安倍晋三・総理が議長を務める「皇室会議」が“平成”の時代は平成31年4月30日まで、としました。
この日に天皇陛下が退位、翌5月1日に皇太子殿下が新天皇に即位して新元号となり、新しい時代が始まります。
明治・大正・昭和・平成などの元号は現在は元号法で規定されています。
元号法 |
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1 元号は、政令で定める。 |
2 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。 |
本法は実は日本法で最も短く、またこれ以外に元号の使用規定はないため、何かに使わなければならないと義務付けはありませんが、例えば
「私は昭和生まれ、子供は平成生まれ」
などと言いますし、カレンダーや各種印刷物の日付など、日本社会に与える影響は小さくありません。
「元号と西暦の一致が面倒」
と聞くこともありますが、昭和に“+25”で西暦となりますし、
例)昭和39年+25=64→西暦1964年
平成は“-12”が(平成12年以前がイレギュラーですが)目安と考えています。
新元号は2019年スタートですから“+18”ということでしょう。
今回、西暦2019年5月1日にご即位が決まった理由はいくつかあるようで、
準備に1年以上はかかる |
平成31年1月7日 天皇陛下が在位30年の節目を迎える |
同4月 統一地方選 |
同7月 参院選 |
などを踏まえて検討し
「5月が望ましいのでは」
という結果になったようです。
日本の文化や伝統を好まない人は、時々、元号の批判をします。
上でも触れたように
「西暦と元号の計算が面倒だ」
「西暦には終わりがない」
「元号は天皇の崩御によって変わるため暦年や年度途中に変わることが面倒だ」
とあげつらうわけですが、やはり日本人として時代を共有することの意味は大きいと思います。
そもそも西暦も
紀元前 BC(Before Christ) |
紀元後 AC(After Christ) |
と要するに紀元=キリストの生まれた翌年ということで、キリスト教国の文化伝統です。