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【豪雨】若者、頼む!1年前の被災地を見てリアルに感じたこと

西日本を襲った記録的な豪雨が甚大な被害をもたらし、気象庁は「平成30年7月豪雨」と命名しました。

7月10日午前現在で130人以上の方が亡くなり、80人以上の方がいまだ行方不明という情報を聞いています。
平成時代で最悪の豪雨被害となってしまいました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。

6日ころ気象庁はニュースで次のように繰り返していました。

「これまでに経験したことのないような大雨となっています」
「重大な危険が差し迫った異常事態です」
「土砂崩れや浸水による重大な災害がすでに発生していてもおかしくない状況です」

まさにこれまで聞いたことがないような深刻な表現でしたが、その通りになってしまいました。

被災された方々の生活を元に戻すことも大変ですが、生活を支える基盤の経済も大変なことになっています。
直接、被害にあったりあるいは物流網が寸断されたり、出勤できなかったりで操業や営業停止を余儀なくされています。

雨が強くなり始めた5日、実は福岡県・朝倉市(県中南部)にいました。
昨年の九州豪雨の際に34名が死亡、いまだ行方不明者もいる被災地です。
ちょうどあれから1年ということで、テレビ西日本(TNC)の番組で私も同行していました。

松末小学校

ここが訪ねた朝倉市立松末(ますえ)小学校ですが、1・2階は土砂で埋まってしまい、最上階の3階に子どもたちは逃げて命拾いをしました。
その校舎の隣に多目的教室棟があり、高さは校舎の2階に当たります。

廊下の時計は被災時間の16時42分で止まっています。

松末小学校の時計

松末小学校の廊下

この廊下のように教室も全て床を剥がしてあります。

床上も床下も土砂で埋まりましたのでこのような状態にしてあります。
というのもそのままにしておけば、校舎はますます不安定化しますし、また衛生面の問題が生じるからです。

床下まで潜り込んで大量の土砂をかく作業ですから、当然、小学生や地域の人たちだけではできず、当時、全国から駆けつけてくれたボランティアの人たちによってなされたそうです。

今回、特に被害の大きい広島・岡山・愛媛などの被災地でも同様のことが発生しているに違いありません。

お年寄りだけの世帯ももちろんやり切れませんが、とにかく全体的に物量的・人的に地元の人たちだけで手が足りるはずがありません。
今回もボランティアセンターの開設が始まりました。
今週末は3連休、大学生や高校生も間もなく夏休みになります。

体が動かせる、手伝う意思のある方が求められています。

ボランティア情報は「社協 豪雨」と検索して、「全社協 被災地支援・災害ボランティア情報」(社協=社会福祉協議会)を確認してください。


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