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【名護市長選】基地反対派が負けたケド、安保は国の◯◯◯◯でしょ!

2月4日に沖縄県・名護市長選挙がありました。

この選挙には重要な意味がありましたが、そのひとつは名護市には「世界で最も危険」と言われるアメリカ海兵隊・普天間飛行場の移設先「辺野古」があることです。

選挙結果は以下のとおりです。

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▽渡具知武豊(無所属・新)当選 2万389票
▽稲嶺進(無所属・現) 1万6931票

新人の渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏は辺野古移転に対して反対ではなく、自民党・公明党などの推薦で初当選を果たし、一方で一騎打ちの相手で3選を目指した現職の稲嶺進氏は民進党・共産党・社民党・沖縄の地域政党などが推薦したものの敗れました。

事前の世論調査では稲嶺氏が優勢だったため渡具知氏の逆転勝ちと言えますが、名護市民が渡具知氏を選んだことで移設問題が前に進むのか、もしくは進めていくべきかということについては、安全保障は国の専権事項であることを考えなければなりません。
もちろん地方の首長が地域住民の環境や生態系への影響、安全性への配慮を国に意見・要望したり、時に激しく批判することはあり得ますが、安全保障は諸外国との関係や国際環境のなかで日本政府が決めることで地方選挙で問われるべき問題ではありません。

それでも結局は今回も“米軍基地”が争点になってしまいましたが、渡具知氏は昨年末からの米軍などに関係する以下のようなBadニュースが続くなかでの勝利でした。

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12月13日 米軍ヘリから窓枠が普天間第二小学校に落下
1月6日 米軍ヘリが不時着
8日 米軍ヘリが不時着
23日 米軍ヘリが不時着

これらに対し1月23日には小野寺五典・防衛相が
「海兵隊・普天間基地に所属する全てのAH-1Z攻撃ヘリコプターの総点検と終わるまでの飛行停止」
を米軍側に要請、日本政府としては米軍の作戦にまで口を挟むかのようなかなり強い姿勢を見せていました。
しかし、その後29日には自衛隊機の緊急着陸もあったり、ダメ押しには国会審議中に内閣府副大臣(松本文明氏(当時))が
「何人死んだんだ」
と野次を飛ばして辞任する始末でしたから、本当によく勝ったなと思います。

今回の選挙の重要なもつひとつの意味は今年は沖縄が”選挙イヤー”であることです。

県知事選

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知事 任期満了 投票日
12月9日

市町村長選

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市町村 任期満了 投票日
名護市 2月7日 2月4日
南城市 2月11日 1月21日
八重瀬町 2月11日 1月28日
読谷村 2月28日 2月18日
石垣市 3月19日 3月11日
金武町 4月16日
与那原町 5月1日
南風原町 5月8日 4月15日
沖縄市・久米島市 5月11日 4月22日
南大東村 6月30日
本部町・伊是名村 9月20日
大宜味村 10月6日
豊見城市 11月7日
那覇市 11月15日
渡嘉敷村 11月19日

市町村議選

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市町村 任期満了
東大東村 8月7日
北大東村 9月23日
宜野湾市・石垣市・名護市・沖縄市・南城市・国頭村・大宜味村・東村・今帰仁村・恩納村・宜野座村・伊江村・読谷村・・北谷町・北中城村・中城村・西原町・南風原町・渡嘉敷村・座間味村・粟国村・渡名喜村・伊平屋村・伊是名村・八重瀬町・竹富町・与那国町 9月27日
うるま市 10月19日

これらの選挙への影響も小さくないでしょう。

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