「SPEED」今井絵理子さん参戦。タレント議員ってどうなのよ?

本日、自民党が記者会見を開き、夏の参議院議員選挙の比例代表候補として一世を風靡したボーカルグループ「SPEED」の元メンバー・今井絵理子さんの擁立を華々しく発表しました。
SPEEDの歌といえば『White Love(1997年)』などいくつか歌えてしまうほどで、20世紀末・1990年代後半のヒットチャートで常に上位にいたグループというイメージが私にも残っています。
今井さんはシングルマザーで聴覚障害がある息子さんを育てているそうで手話活動なども行っていて社会性があるということで自民党の白羽の矢が立ったのでしょう。
タレント議員の良し悪しは有権者それぞれが判断するしかありません。
かつては立川談志さん、コロムビア・トップさん、青島幸男さんという方々が当時の参議院全国区に名を連ねていました。
最近ではプリティ長嶋さんが千葉県議、長距離走者の松野明美さんは熊本県議をされています。
横山ノックさんが政界に出られた頃から「お笑い芸人出身じゃだめだな」というような風潮が出てきてその後のタレント候補には知性・社会派要素などが求められるようになりました。
アナウンサー、弁護士、学者出身などの方々です。
東京都知事の舛添要一さんや、引退されていますが田嶋陽子さんなどですが、学者でテレビ出演していると最強です。
学者とはその専門分野に明るいものですが、日本人は「大学教授」と聞くと全知全能という意識を潜在的に持ってしまうようで、その人がテレビに出ているとすぐに政治家として担ぎ出されます。
アナウンサーも多いですね。
黒岩・神奈川県知事、丸川珠代・環境大臣、それから今夏の参院選では、民主党から杉尾秀哉・元TBSアナウンサーが出馬を予定しているそうです。
ニュースアナウンサーは知性があるように見えるでしょう。もちろん本当に知性を感じる人もいますが「見える」というところがポイントです。
知性が溢れるように「見えるだけ」はなく「本当によく勉強してるな」と感じるのは、フジテレビ『BSフジLIVEプライムニュース』の反町理さんや読売テレビ『ウェークアップ!ぷらす』などの辛坊治郎さんです。
こういう方々にはぜひ出て欲しいとすら思います。
タレントだから良い悪いというのはそれぞれが決めるしかありません。
いずれにしても勉強して、国政やそれぞれの政治を担って欲しいと思います。
かくいう私も勉強しながら政治家をしていました。
全てを知っている人なんて世の中にいませんから、想像力・洞察力を磨きながら、日々勉強することが大事だと思います。