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【台湾地震】日本よりお悔やみ・お見舞いとともに再確認したいこと

2月6日未明に台湾で地震がありました。
死者数が100人に上るのではという観測も出ています。
お亡くなりになられた方に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災されたすべての方々にお見舞いを申し上げます。
台湾の方々には元気を出して復旧作業にあたっていただきたいと思います。

今回の地震はマグニチュード6.4・震度5ということで、地震の規模ですべては分かりませんが、大型の地震として2400人以上の方々が亡くなった1999年の台湾地震や、1万5800人以上の死者となった2011年の東日本大震災に比べれば人的被害は少ない地震といえるでしょう。

今回の地震でお亡くなりになられた方のほとんどがテレビで映し出されている倒壊した16階建てのビルの住民だと伝えられていますが、柱の中から大量のサラダオイルの一斗缶らしきものが見つかったということで、コンクリートの量を少なくするために手抜き工事をしていたことは明らかでしょう。
この意味で天災というより人災といえるのではないでしょうか。

人災にはビルの手抜き工事や建築のあり方もありますが、阪神大震災時には救援活動が「遅れて被災者が亡くなった」などもありました。
天災は受け入れるより仕方ないかもしれませんが、私たちは人災は防ぐよう努めていかなければなりません。

ハード面ではほとんどの自治体で住宅の耐震「診断」を補助金や助成金を出して無料でできるメニューがあります。
診断を受けて脆弱だとわかった場合は、耐震「補強」の工事のための助成の仕組みも用意されていますので、ぜひこれらの自治体サービスを活用しましょう。

また、ハード面だけでなく私たちの行動も重要です。
いざ起きたときにどうするのか。
昔は石油ストーブなどがたくさんありましたので「火を止める」「ドアを開ける」ことを学校や家庭で教わりました。
それは今も変わってないと思いますが、ほかにも「物が飛んでこない場所に移動する」ことなども大事です。

5日は朝に横浜で震度4程度の地震がありましたが、私はシャワー浴びている最中でした。
真っ裸でしたが、何も飛んでくるものがない風呂にいたので、ここなら安心だとすぐ考えました。
もしリビングにいれば本が満載の本棚でも倒れるでしょうし、キッチンにいれば冷蔵庫が飛んできます。
モノが飛んでこない場所に移動するという行動も人災を防ぐ意味では重要でしょう。

すでに問題になっている横浜の三井不動産レジデンシャルの手抜き工事も許されたことではありません。ハード面ではゆめゆめそのようなことがないよう事業者の皆さんには責任を持ってやっていただきたいですし、その上で個人における私たちの行動で人災を防いでいかなければなりません。

台湾には募金などできる支援活動をしていきましょう。

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