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財政を立て直さなければ「希望」もない。自動運転もムリ!

Yahoo!ニュースで、政治ジャーナリスト・高田泰氏の記事が目に留まりました。
財政が悪化して修繕できない橋が出始めているという内容です。
『財政難で「橋」が維持できず撤去 全国73万の橋梁のうち2割が50年経過』
https://zuuonline.com/archives/173748

和歌山県田辺市や香川県さぬき市、北海道小平町などが記事になっていましたが、全国の橋数は約73万本、平成28(2016)年現在で建設から50年以上の梁は約20%=14.6万本もあり、10年後の2026年(10年後)には44%=32.1万本になるとのことです。
ある意味、全国のあちこちの橋が建設から50年以上となる状況で、これくらい経年すると深刻な損傷が生じやすくなり、要するに”渡るには危険な橋”化してしまいます。
しかし予算難で補修工事ができず通行止めになったり、はたまた撤去の判断に至ることもあるそうですが、撤去するにも当然、経費がかかります。

道路の信号機も橋と似たような状況です。
警察庁は信号灯の青・黄・赤をコントロールする制御器を19年で更新と見積もっていますが、全信号21万機の約20%=4万3000機が適齢期に差し掛かり、同様に信号柱の更新サイクルは約40年とのことで、いずれにしても老朽化が進んでいて2016年度の撤去数は496機にも上りました。

橋も信号機も人命に関わる大切なインフラですが、各自治体と同様に国土交通省や警察庁など国の省庁も財政難で厳しい状況です。
だからこそ、本ブログで何度も「財政を考えた行政運営をすべき」と書いているわけです。

最近、車を運転して気になるのが、センターライン(中央線)や横断歩道の道路ペイントが薄くなったままになっている箇所の多さです。
9/30のブログでアメリカの自動運転をレポートしましたが、道路が適切に管理されなければこのままでは“自動運転車の技術は整っても日本では自動運転車は走れない”でしょう。
2017年9月30日【米国レポ】「自動運転」想像以上にスゴかった
http://nakada-old.com/blog/10805

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