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大阪府北部地震の教訓は未来の為に!

6月18日に発生した大阪府北部地震。
人が感じる余震も次第に収まり、被害状況も概ね纏まってきたようです。

死者は5名、いずれも大阪府内。
負傷者数は417名。大阪府内で349名、京都府21名、兵庫県37名、奈良県4名、滋賀県3名、三重県2名、徳島県1名でした。※6月25日午前10時現在

地震直後は広範囲でエレベーター停止による被害などがありました。
特に地震の影響が大きかった大阪府高槻市や茨木市などでの電気・ガス・水道などのライフラインの復旧状況は、6月24日夜にガスが復旧をしたことを受け、ほぼ元の生活に戻ってきたようです。※6月24日現在 住民などの不在によりガスの開栓ができていない家庭が一部あります。

今回の地震によってお亡くなりになられた方には心からお悔やみを、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げたいと思います。
その上で、将来の発生が懸念されている南海トラフ地震に向けて、今回の大阪府北部地震を不幸中の教訓にしていくべきだと私は思います。

今回は大阪市という大都市を含み、大阪府内で見ても人口が多いエリアです。
もっとエリアを広げた関西地方は日本の中でも人口が密集している地域。
このようなエリアでは地震の直接的な被害に加え、都市機能がストップする二次的被害も目立ったように思います。

関西地方では前述のライフラインに加えて、鉄道や高速道路などの交通インフラが多くありますけれども、各社その復旧対応にばらつきがあったようです。

私は「一刻も早く、とにかく動かす」ことが良いとは思いませんが、運転・営業再開が遅れれば遅れるほど人が滞留し、新たな被害を生むことにもなりかねません。その点で、点検方法運転再開のプロセスなどを見直す良い機会にして貰いたいと思います。

他にも、9歳の女児が倒れてきたブロック塀の下敷きになって亡くなるという痛ましい報道もありました。災害時のブロック塀の危険性についてはかなり古くから言われてきていました。

昭和53年(1978年)6月12日に発生した宮城県沖地震があります。
今から40年前、私が中学生の時でしたが、ブロック塀の下敷きで18人の方が亡くなりました。
私はこのニュースを聞いて、地震のときはブロック塀の近くからすぐに逃げよう」と心に刻みました。

宮城県ではこれを教訓にしたことで、東日本大震災ではブロック塀の下敷きで亡くなった方は1人もいませんでした。そういう意味で、宮城県では官民挙げて教訓が生きていたと思います。

また私は別次元の教訓もあると思います。
今回地震が発生したのは朝7時58分、総理官邸の対策室が立ち上がったのが、8時ちょうど、そして総理の関係各所への指示が8時3分でした。対策室が地震発生の2分後に設置されたことが、あまりにも早すぎるということから「自衛隊による地震兵器説」、さらには「支持率アップのために安倍政権が起こした人工地震」などのもネット上では出回っていました。しかしこれは荒唐無稽と言えますけが、今の時代はSNSなどで本当にたわいもないデマが拡散されるという恐れもあります。

こういった事は日本国民全員が教訓にしたいと思います。


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