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小林旭「キ◯ガイ」発言はイチャモンだ!←これも放送禁止用語ですが

私が毎週火曜日に出演しているフジテレビ系のお昼のTV番組『バイキング』の10/5(木)の放送で、放送禁止用語が使われたことが騒ぎになっています。

10/1(現地時間)に発生し58人が亡くなったアメリカ史上最悪の銃犯罪・ラスベガス乱射事件に対して、往年の大スター小林旭さんが
「無抵抗の人間だけを狙ってああいうことするやつってのはバカかキチガイしかいない」
と発言し、直後にフジテレビの榎並大二郎アナウンサーが謝罪したという顛末です。

その後、小林さんに対して
「放送禁止用語を知らないのか」
という批判や、逆に放送局に対して
「言葉狩りだ」
といった批判があるようですが、氏の発言が差別を助長するのか疑問ですし、この事件の犯人はまさにキチガイと思います。

いわゆる”放送禁止用語”には厳密なルールはなく「特定の人を差別する、不快感を与える、卑猥であるなどの理由で、テレビ局・ラジオ局が使用を自主規制している言葉」です。

各社それぞれの規制なので多少の違いはあるでしょうが、調べてみると「こんな言葉まで?!」と過剰に思えるものも含まれていて「イチャモンだ!」と思うところですが、実はこの「イチャモン」も「言い掛かり」と言い換えなければならないそうです。

一般的に放送禁止用語とされる言葉を書き出してみます。

×イチャモン → 〇言い掛かり
×インチキ → 〇ごまかし
×ガキ → 〇子供
×現ナマ → 〇現金・キャッシュ
×共稼ぎ → 〇共働き
×発狂する → 〇気が狂う
×ブス → 言い換え無し
×ヤバい → 〇危ない・危険
×ヤンキー → 〇不良行為少年・不良少年

「ガキ」TV番組『ガキの使いやあらへんで』はよいのでしょうか?
「現ナマ」と言った方がリアリティを感じる場面もあるでしょう。
「発狂する」は使ってはいけないかもという認識は薄々ありましたが「発狂する」と「気が狂う」の違いはよくわかりません。
「ブス」もダメだそうで言い換えは見つかりませんでしたが、「ブサイク」はお咎めは無いようです。
そのほか「ヤバい」「ヤンキー」などは最近TVでよく耳にするので逆に一般化してしまった言葉でしょうか。

確かに人を不快にさせる言葉はご法度ですが、放送禁止用語のなかには奥深い表現も含まれているように思います。

例えば“百姓”という言葉は農民・農家の人と換言、似たような表現として、かつて私が担当していたラジオ番組に来たゲストの炭焼き師の方が「昼間は「木こり」みたいなもんです」と言うと「「木こり」は「林業従事者」で」とダメ出しされたのですが、ご本人も
「それではニュアンス伝わらないな」
と言っていました。

なかなか、難しいものです。

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