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【衆院選】野党が惨敗。結果を謙虚に受け止めて、議論を

衆院選、与党に続き野党編です。

2017/10/24『【衆院選】与党が圧勝。だがギャップもあり、選ばれた責任は重い』
https://www.nakada.net/3988/

まずは各党の選挙結果です。

編集
政党 獲得議席
自由民主党 284
公明党 29
希望の党 50
日本維新の会 11
立憲民主党 55
日本共産党 12
社民党 2
無所属 22

立憲民主党は政策よりは希望の党の”排除”発言に筋を通したことが評価をされた「判官びいき」の面もあったでしょうが、枝野幸男・代表が
「『19世紀じゃあるまいし』と今、言わなければならないのは情けない」
と述べた通り、憲法観については一定数の支持を得たのでしょう。
これから改憲議論は進むでしょうが
「改正は絶対に反対」
という護憲派もいれば
「議論すべき」
という人たちもいるためやや“ミニ民主党・民進党“になった感もありますが、今後の注目ポイントでしょう。

野党第2党に甘んじた希望の党は当初は「大躍進か?」と報じられていましたが大失速し、小池百合子・代表も
「完敗」
と認めました。
小池代表の
「排除します」
発言が反感を買ったと言われていますが、政党は憲法・安全保障・外交などの考えはきちんと一致させなければならないのはこれまで本ブログで何度も書いたとおりで、一致する人を集めるために条件を出すことは悪いことではありません。
しかし「排除」という言葉が繰り返されてしまったことで反感を買ったのでしょう。
一方で”排除されなかった“候補者のなかには選挙中に
「憲法改正は反対」
と言い出す人も居てこれから先に不安もありますが、ぜひ建設的な議論をリードして欲しいと思います。

日本共産党は志位和夫・委員長が
「安倍政権に退陣いただこうではありませんか」
「政権を終わらせる大チャンス」
と言っていましたが、選挙結果はそうではなかったことを受け入れなければなりません。

社会民主党は福島瑞穂・副党首が
「頑張らないと憲法9条があった時代の最後の選挙になるかもしれない」
「何としても“立憲野党”で3分の1を占めたい」
と言っていましたが、3分の1どころか4分の1を割り込む結果となりました。
こちらも謙虚に結果を受けとめて、改憲議論に物理的な抵抗や体を張って抵抗してはなりません。

改憲議論の環境は変化しました。
公示前は改憲勢力に積極的な自民・公明・維新で338議席でしたが、選挙後は自民・公明・希望・維新で3分の2どころか4分の3を超える374議席となりました。
数だけではありません。
これまで民進党(旧民主党)は「安倍首相の時には憲法議論はしない」というスタンスでしたが、希望や維新は「議論をしっかりしよう」という姿勢です。
憲法問題を争いごとにするのではなく野党は選挙結果を謙虚に受け止めて、与野党一致できちんと議論を進めることを望みます。

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