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総理出席の予算委終了。次のポイントは◯◯が出るかどうかです!

24日に衆議院で、25日には参議院で予算委員会の閉会中審査が開かれ、安倍晋三・総理大臣、稲田朋美・防衛大臣、麻生太郎・財務大臣などが出席しました。
予算委員会なので麻生財務大臣も出席していますが答弁することはほとんどなく、主に安倍総理に対して野党側から加計学園獣医学部設置問題についての質問が相次ぎました。

安倍政権に批判的な新聞は、
『ますます疑惑は深まった。引き続き、明らかにしなければいけない』
安倍政権擁護派の新聞は、
『新しいことは何も出てこなかった。いつまでこんなことをやっているんだ』
という論調・報道になっています。

今後も安倍総理自身が
「丁寧に説明する」
と発言した点からも野党側は証人喚問などを求めていくでしょうが、一方で与党・自民党、特に安倍総理はこれで終わりにしたいと思っているに違いありません。

今回の審議で野党側が何か新しい情報を持って追及していたわけではありませんし、安倍総理・政権側からも意外な事実が飛び出したわけでもなければ大きな失言があったわけでもありませんが、野党からすれば「開く」ことに意味があり、これで良かったわけです。

今回の問題で本質的に問わなければいけないことは5月にブログで書きました。
2017/05/31「【加計学園グループ】岡山理科大・客員教授の中田宏が考える、コトの本質」
https://www.nakada.net/4156/

昨日の衆議院の議論では、民進党・大串博志議員から
「一体いつ加計学園が新学部を作ろうとしているのかを知ったのか」
と問われた総理は
「今年1月20日の国家戦略特区諮問会議でした」
と答え、
「それまで何度もゴルフしているじゃないか。食事もしているじゃないか。それなのに知らなかったのか?」
と追求され詰め寄られていましたが、これらのやりとりは野党からすれば安倍総理支持を落とす→自民党の支持を落とす→自分たちの支持を上げるという重要なボディーブローになっているわけです。

今後の動きとして野党はもちろん証人喚問を求めるでしょうが閉会中審査がまた行われるとは考えにくく、ずばり次の焦点は8月3日にも行われる内閣改造です。

「誰が入るのか」が注目されており、先週も今週も出演したTV番組『バイキング』でも話題になりましたが、あくまでTV番組のなかで安倍総理に聞くわけでもなくいわば勝手な組閣でした。
実際に石破茂・前地方創生大臣や小泉進次郎・自民党農林部会長の入閣などが焦点と言われていますがが、ポイントは「誰が入閣するか」ではなく「誰が外れるか」です。

例えば岸田文雄・外務大臣が留任するのか閣外に出るのか。
安倍総理は岸田大臣を必ず慰留するでしょうが、岸田大臣はポスト安倍と呼ばれ総理のイスに近いとされる人なので、閣外に出ることになれば安倍政権を見限ったという意味になるわけです。

次の内閣改造は”入る”人よりも”出る”人がポイントです。

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