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大統領選挙直前ですが、緊急告知!

週末に大阪市で行われた大阪都構想の住民投票、反対が69万2996票、賛成が67万5829票、投票率は62・35%と結果は約1万7千票の僅差(きんさ)で否決されました。2度目の反対ということで、これで大阪都構想ほぼなくなったと私は見ています。とはいえ、自分たちの自治行政のあり方を自分たちの手で決めるということに2回チャレンジしたことは非常に大きな意味があったと私は思っています。

さて、現地時間の今日11月3日は世界中が注目するアメリカ大統領選挙がです。今から4年前の2016年にトランプ大統領が当選し、2017年に就任してから3年半以上、やはり世界は変わってきたと思います。例えば米中貿易戦争が勃発しました。その影響で日本の企業や経済私達の生活が変わっていくというのはむしろこれからです。今は新型コロナウイルスの方が大変です。

私は、かなり早い段階から米中貿易戦争と言ってきました。というのも、通商交渉ではなくて明らかにどちらが世界の中心かという覇権争いだとわかったからです。アメリカは日本にとってはまさに外交の基軸です。4年前の大統領選挙の最中からトランプ氏は日本に対する厳しい検討していましたので、大統領就任後のかなり激しい対日圧力が予想されましたが、安倍前首相がうまく対処しました。別に、日本に対してだけの話ではなく、トランプ大統領はその就任後も相変わらず乱暴な物言いと他者への激しい攻撃がありましたので、「なぜあんな人か大統領になったのだろう」という意見や質問を私はよく聞きました。その度に私はいつも「物言いは別として、トランプ氏を生み出す背景がアメリカにある」と言ってきました。一言で言えばそれはアメリカの弱体化です。

かつてのアメリカは、圧倒的に強い経済力、軍事力そして国際機関などの要衝された存在感のある国でした。ところが中国の台頭をはじめとして新興国がどんどん成長し、時にはアメリカ主導で物事が動かなくなってきたということでもあります。

振り返ってみれば産業革命以降、長らく人間の欲求に応えるものの供給市場の拡大、その中心にアメリカがいたわけです。しかし、地球の隅々というふうにまでは言えませんけれども、ものが行き渡ってきた。さらに、同じものでもIT革命によって生産や流通、消費構造が大きく変化してきました。それでもアメリカが中心だった、すなわち産業革命以降の中心、そしてIT革命以降の中心、これらいずれもアメリカだったと言えます。しかし、そのアメリカで貧富の格差が広がり、今までは勝ち組だった人種や家計の人々も今稼げなくなってきています。そうした格差、そうした背景が4年前にアメリカファーストを唱えたトランプ大統領をアメリカは選んだわけです。今回の大統領選挙でトランプ大統領が再選してもバイデン氏が勝ったとしてもその背景自体は変わりません。そういう意味では、どちらが大統領に就任してもアメリカの国民を見て、アメリカファーストをやめることにはならないでしょう。その裏返しとして、他の国に、世界全体に目を向ける余裕が、アメリカにはないということでもあります。むしろ、アメリカの外に敵を作るということになり、さしあたってアメリカに取って代わろうと意思をむき出しにしている中国との覇権争いは続いていきます。中国が折れればいいですが今のところその気配はありません。今はアメリカと中国が張り合っているわけですが、良くも悪くも世界を仕切る超大国がない。仮に超大国があれば、その周りに集まる核となる国々があって世界のマジョリティが形成されていくわけですが、そうはなっていません。その結果、それぞれの国が自国の利益を考えてそれぞれで動いていくという混乱期に入っています。

そうした背景があるから今までのトランプ大統領、そして今回の大統領選挙はとにかく重要なんですが、今日はもう一つ重要なことをお知らせします。

現行のこのblogは、ひとまず今週いっぱいで終了することになりました。もちろん、次の企画を考えています。
そんなことで、「大変な時代に世界は、日本は」ということを今週いっぱい伝えてまいります。

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