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【NEV】が東京モーターショーで如実に。日本勢ガンバレ!

東京モーターショーが10月27日(金)から11月5日(日)まで東京ビッグサイトで開かれました。

モーターショーはまさに未来のクルマの夢を見る場で、世界の5大モーターショーは長らくアメリカ・ドイツ・フランス・スイス・日本(東京)でしたが、東京モーターショーのピークは平成3(1991)年の201万人、前回(平成27(2015)年)の入場者は81万人と規模は小さくなっています。

一方で北京や上海のモーターショーは盛況で、中国では「アジアのモーターショーは東京ではなく北京や上海だ!」と威張っている人がいるようです。
東京の傾向の背景の一つには平成21(2009)年にアメリカ大手「ビッグスリー」が出展を見合わせたことがあります。
日本では“アメ車”が売れないこともありますが、何よりも年間の新車販売台数2800万台の中国に対して日本は500万台ですから、5.6倍も新車が売れる中国に行ってしまうのは当然です。
中国は13.8億人(日本の10.9倍)の人口を抱える上に経済的に発展しているわけですから売れる台数に差が出るのは当たり前と言えそうですが、その中国でガソリン車やディーゼル車禁止の検討が始まりました。

イギリス・フランスは2040年から、オランダやノルウェーでは2025年から同様の動きがあることは8月のブログに書きましたが、中国では何と来年(2018年)から電気自動車を含むNEV(New Energy Vehicle、新エネルギー車)の生産を自動車メーカーに一定の割合で義務づける規制を検討するそうです。

2017/8/8『【トヨタ・マツダ資本提携】人の移動手段、馬→車から110年。ついに大転換期か?』
https://www.nakada.net/3931/

これを守れない場合は罰金も科すという強烈な規制を検討しているとのことですが、これには
①大気汚染に対する環境対策
②ガソリン車技術は日本やドイツと技術格差があるが、電気自動車など新技術は中国にも勝ち目がある可能性
が見込まれています。

こうした世界の流れを受けて世界の自動車メーカーは販売時期は異なりますが同車種でもガソリン車と電気自動車を作り特に電気自動車の販売数を増やしていく方針です。

編集
フォルクスワーゲン  30車種
BMW 12車種
ダイムラー(ベンツ) 10車種
日本勢では日産自動車の「リーフ(LEAF)」が電気自動車ではかなり進んでいますが、トヨタなど他社はまだまだこれからぜひとも頑張って下さい。

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