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【訪日客に優しい日本】英語でもアナウンスが必要でしょう!

先週から今週にかけて、国内のニュースは台風12号ばかりでした。
通常、台風は太平洋上で発生して、日本に向かって西南から北上し東へと移動してきますが、今回の台風は日本列島を東から西へと横断しました。
この進路は気象庁が統計を取り始めた1951年以来初めての進路でした。
そして、連日にわたる台風の影響で交通機関も大混乱をしていました。

公共交通機関の乱れに関しては、我々利用者側も影響を受けますし、鉄道や航空会社の社員もてんやわんやで大変です。もちろん、会社経営にも影響が出るので、そこはお互い様だと思います。私も出張が多いですから、天気予報とにらめっこしながらなるべく余裕を持って行動をするようにしています。

ところで先週、新・観光立国論で有名なデービッド・アトキンソン氏と食事をしました。その際、日本の交通機関の乱れについてこんな話を聞きました。

アトキンソン氏が東京発下りの新幹線に乗車した際、何らかの事情で、二時間以上遅延したそうです。新幹線が名古屋に到着した時、アトキンソンさんと同じ車両に乗車していた外国人がぞろぞろと降り始めました。道中、アトキンソン氏はどうやら会話を耳にし、彼らはここ京都だと勘違いしている事に気づきました。そして、ここは名古屋であって、京都ではない事をホームに出た乗客にも教えてあげた事で、彼らはまた新幹線に乗る事ができ、無事だったそうです。新幹線が通常通り運行されていれば、東京ー京都は約2時間15分ぐらいですので、今回のように2時間以上遅れたということで外国人が勘違いをしてしまった事について、アトキンソン氏はこう述べました。
「遅延理由について一度も日本語以外でのアナウンスがなかった」
この話を聞いて私は、「確かにそうだ」と思いました。

 と言うのも、今月11日に広島駅16時26分着の「のぞみ33号」に私は乗車していましたが、相生駅で発生した人身事故の影響により2時間半の遅延が発生しました。遅延の原因はお客様と列車が接触、お客様の救護、警察の現場検証で、3分から5分の間に1回くらいの頻度でアナウンスが丁寧に入っていたました。丁寧なアナウンスだったので、全然イライラしなかったんですが、アナウンスは全て日本語でした。

さらにアトキンソン氏と会った後日の先週27日に、今度は福岡空港発12時のJAL312便に乗りました。しかし、一旦滑走路まで移動したにもかかわらず、空港施設に引き戻してしまいました。結局、福岡空港を離陸したのは3時間遅れの15時でしたが、その間、乗客は機内で缶詰状態でした。

遅延の理由は空気を送る圧縮機に異常が見つかったもので、整備作業が行われました。その後、燃料の追加作業、そして登場人数の確認などもアナウンスがありましたけれども、その時のアナウンスも確か全部日本語でした。離陸までの待機中、CAが飲み物やキャンディーを配ったりしていましたから、尋ねようと思ったらできる環境でしたが、アナウンスは30分に1回くらいの割合でした。

天候による交通機関の乱れというのは、外国人でも仕方がないと理解してくれると思います。しかし、私もアトキンソンさんに言われるまで日本人だから気づきませんでしたが、せめて英語でのアナウンスぐらいはした方が良さそうですよね。


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