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【英・EU離脱】参院選の投票時にぜひ!思い出すべきこと

今日もイギリスのEU 離脱問題に触れずにはいられません。

今回の件は世界各地の選挙などに必ず影響します。
日本では参議院議員選挙が行われていますが、野党側は「アベノミクスの失敗」という主張を展開していくことになるでしょう。
「円安・株高に頼るアベノミクスはダメだ」という主張は自民党への批判票になるかもしれません。

一方で、軍事衝突や自然大災害、そして今回のような経済などの「危機」は現政権への支持に繋がるのがセオリーとも言われ、安倍政権にむしろプラスに作用するかもしれません。

いずれにしてもこれは今後の論戦次第でしょう。

また、間違いなくアメリカの大統領選挙ではトランプ氏に有利になると予想します。
トランプ氏はそもそもイギリスのEU離脱支持を表明しており、アメリカにおいても「世界の言うことを聞いている場合じゃない」「アメリカのことはアメリカが決めるんだ」という主張が広がる可能性があり、トランプ氏にとってプラスだと見ています。

また選挙ではありませんが、各地で国民投票の嵐になる可能性が高まりました。
例えば今回、イギリス国内からスコットランドや北アイルランドの独立運動が再燃するでしょう。
同じく独立問題としてスペインでは、バルセロナなどカタルーニャ地方の運動が再燃する可能性もあります。

とはいえ一番やはり影響が大きいのは、イギリスが抜けることになったEU内です。
フランスでは最近どんどん支持率が上昇している極右政党「フランス国民戦線」ル・ペン党首が、「フランスでも国民投票を実施しなければならない」「EUは崩壊寸前だ」と言っています。
イタリアの極右政党「北部同盟」のサルヴェーニ書記長は「英国ありがとう。今度は我々の番だ」とコメントしていますし、オランダ国内で支持率トップに立つオランダ自由党は「次はオランダの国民投票の番だ」と主張しています。

6月23日のブログ「【大注目】今日が歴史の転換点に?あの国は鎖国するのか」でも触れましたが、こうしてどんどん流動化し、世界の大混乱に繋がる可能性が高まっているのです。

振り返れば、私は元旦のブログ「【謹賀新年!】今年も中田宏チャンネルで「言っちゃいます!」」でこのような政治状況を危惧しました。
半年以上前で当時はまだ誰も話題にしていませんでしたが、各国の自国中心主義・排他主義の兆候がすでに昨年から見られていることをいち早くお伝えしました。

世界が感情に流される選挙や投票結果になるなか、私たち日本はそうならないように注意が必要です。

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