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【続】口利きオンパレード。中田流「ゴメンナサイ」術を大公開!

恥ずかしいですが、告白します。

甘利明大臣の辞任を受けて「口利き依頼」を2/3の記事にしたところかなり反響がありましたので、今回は口利き実態パート2です。

秘書・スタッフにも確認しまして、まず本当に多いのが「入札業者に入れてくれ」など、建設・建築関係です。
またこちらは業種を問わず「信用保証協会の融資を確実に受けたい、一言よろしく」というものもよくありました。

生活に密着する分野で持ち込まれるのは、高齢者福祉施設や公営住宅などに入りたい、そして最も多いのが保育園入園の相談とのことでした。
保育園も広い意味で福祉行政ですので、保育要件に欠けるところから入園順位がスタートします。
その結果、ある意味皮肉なことに十分納税している家庭のお子さんの方が入れないケースが多くあります。
そうした時に「納税している私たちがなぜ入れないのですか」という声も寄せられました。

聞くだけでうんざりしていたのは市役所などの採用や公立大学などの入学に関することです。
横浜であれば横浜市大がありますが「入れてくれ」と直接的な表現ではなくても「受験番号は××です、よろしく」と言われたりします。

こうしたものは社会構成に影響を与えますので実際に「口利き」することはありませんが、一方で、危険な場所へのカーブミラーや信号機設置依頼、行政効率化システムを提案したいなどといった話は無碍にすることもできません。
安全に関わることは耳を傾ける必要がありますし、市役所等の行政組織は現状維持を好んで効率化を図ろうとする能動性が足りませんので、話をきちんと聞いた上で検討するようにしていました。

遡ると、衆議院議員に初当選した平成5(1993)年ころは、いま考えると当時まだそんなことをやっていたのかと思う口利きに「交通違反のもみ消し」がありました。
依頼があっても引き受けたことはありませんが議員になると本当に依頼が来るんだとびっくりしたものです。
依頼する側は、「ちょっと会いたい」「話を聞いてもらいたい」「困ってることがある」と言ってくるので会うまで内容はわからいことが多いのですが、実際に話を聞くと交通違反のもみ消しでした。

そんな時は話を一通り聞いて「心情お察しします」とした上で、ある時から「必殺小道具」を用意して対応しました。

これを見せてなんとか帰っていただきます。

今でも財布に入れています。
かなりボロボロになっていますが、いつでもお見せします。

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