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【知っトク解説】今回は”WHO(世界保健機関)”

新型コロナウイルスの感染が拡大して以来、世界各国ではその対応に追われています。
世界保健機関(WHO)は、各国に新型コロナウイルスに関する情報を提供し、また情報を集約して、対応を指示していく機関です。

1948年に設立されたWHOの本部はジュネーブにあります。日本は1951年に加盟しました。国際連合(国連)の専門機関という位置づけで、国連加盟国(193ヶ国)のほぼ全ての国(WHO加盟国は194ヶ国)が加盟していますが、台湾は中国の反対で加盟もオブザーバー参加もできない状態です。

WHOのトップを事務局長と呼び、第4代事務局長は中嶋宏氏が務めました。

WHOの役割を一言で言うと、世界の人々を健康にするということです。健康のための研究を行い、規範や基準などを決定して加盟国に広げます。これまでの大きな功績としては、紀元前から流行が繰り返され、多くの死者を出してきた天然痘(とう)を1980年に撲滅したことです。

一方で、2010年の新型インフルエンザの際にはパンデミックを宣言しましたが、そこまでの感染拡大にはなりませんでした。その時の事務局長が製薬会社の影響を受けて、ワクチンの必要性を説いたのではないかと疑われました。

現在の事務局長のテドロス・アダノム氏はエチオピアの出身です。エチオピアは多くの資金援助を中国から受けており、またエチオピアの外務大臣を務めていたテドロス氏は中国とも親しいので、中国寄りではないかと疑われています。また、世界への新型コロナウイルスに関する情報発信が遅れたり、感染拡大後に北京に行って習近平国家主席と会って、中国の対応を肯定したりしているからです。

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