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【知っトク解説】今回は”年金積立金管理運用独立行政法人”

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、我々に支払が義務付けられている年金保険料の積立金を運用している機関です。
GPIFが設立されたのは平成18年ですが、それ以前からも年金制度はありました。
GPIFの前身は昭和36年11月25日から年金福祉事業団、平成13年4月1日から年金資金運用基金です。

私たちが老後に受け取る年金のために、私達は年金保険料を納付しています。
この年金保険料は、公的年金積立金として、保険者である国に集まります。その巨額のお金を、厚生労働大臣の預託でGPIFが信託銀行などを通して、金融商品を購入し運用することになります。年金は長期的な運用が必要ですから、安全な金融商品を選んで運用しています。

運用額の半分が国債や社債などの債券で、半分が株式です。債券のうち、国内債券と海外債券も半分株式のうち、国内株式と海外株式も半分ずつになっています。

金融市場でGPIFが運用する資産は現在160兆円を超えています。これだけの額を運用する機関は、年金の運用機関としても、金融市場の投資機関としても世界最大と言えます。
従って、株式市場などに与える影響は大きく、GPIFは市場のクジラとも呼ばれています。

GPIFの前身を含めて、金融市場で運用を始めた平成13年度から今年6月末までの運用利回りは2.97%、約70兆円の累積収益額になっています。

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