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【戦後最少】確かに、刑法犯の「数」は減っていますが…

警察庁が今年の上半期に全国の警察が認知した刑法犯の件数をまとめました。

(時事ドットコムより)

その数は全体で45万887件、昨年より3万7829件・7.7%減っています。
昨年、戦後最少を更新していますが、今年はさらに下回るペースとなっています。

減少している犯罪

凶悪犯(殺人や強盗など) 11.6%減
窃盗犯 9.9%減
風俗犯(強制わいせつなど) 7.4%減

増加している犯罪
知能犯(売り付け詐欺・振り込め詐欺など) 12.5%増
殺人などの凶悪犯は11.6%減っていますが、親子間での殺人などの事例はむしろ増えており、犯罪の中身が変化している気もします。
毎日、新聞やテレビニュースをチェックしていると犯罪が減っている実感はありませんが、皆さんはいかがでしょうか。

また、覚せい剤や大麻などの薬物事件や児童ポルノ関係は”特別”刑法であるため、今回の”一般”刑法には入っていません。
警察庁は過去の統計との整合性を合わせながら、現在は含まれない犯罪を併せて新しい集計方法を模索すべきですが、それでもトータルで犯罪が減っていることは間違いなさそうです。

とはいえ犯罪被害に遭えば、その人にとって一生負う傷になってしまいますし、殺人被害はこの世からいなくなってしまうわけですから、犯罪被害者にとっては犯罪件数をトータルで語ることは無意味でしょうし、どこか虚しさを感じます。

それでも日本は世界的に極めて治安が良く、犯罪件数がトータルで減っていることは、有難いことです。

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