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【哀悼】小林麻央さん。考えた「素晴らしさ・ありがたさ・尊さ」

6月22日、フリーアナウンサーの小林麻央さんがお亡くなりになりました。
テレビでは連日大きく報道されていますし、新聞の一面で報じるものもあればネットニュースでも情報が飛び交っていますので、皆さんがご存じだと思います。

もちろん命は誰にとってもひとつですし、この間に小林さん以外にお亡くなりになった方もいらっしゃるはずです。
一方で今回ここまで大きく報道されているのは、単に有名人だから、あるいは有名人同士の夫婦だからではなく、癌を患っている皆さんが小林さんから勇気や元気をもらっていたことや、日本人にとっての癌との向き合い方を提示してくれたことがあるでしょう。
小林さんは、イギリスBBCでの「世界に影響を与えた女性100人」にも選ばれていました。

テレビでは小林さんが亡くなったあと、夫である市川海老蔵さんによる記者会見や小林さんの生前のインタビューなどを胸が詰まる想いで拝見しましたが、それらを見て私自身が考えたことは”家族の素晴らしさ・ありがたさ・尊さ”でした。

これは私独自の意見ですが、今回の出来事は見ようによっては「裕福な家柄に育ち、2人ともお若くして良いポジションについた恵まれた幸せな家庭に訪れた悲劇」に見えてしまいますが、私たちを含めて皆に当てはまることだと思うのです。
なぜならば、歌舞伎界という我々には想像もつかないようなしきたりがある世界で生きていくことやご夫婦ともに顔が知られた有名人であるがゆえの悩み、さらには現実的に他人同士が暮らしていく”夫婦”として、2人のお子さんの子育てを含めて、あのお2人にも困難があっただろうと察するからです。

以前、ある授賞式のイベントで海老蔵さんと一緒にステージに上がったことがあります。
同じ青山学院出身という共通の繋がりもあってステージに上がる前にしばらく雑談をしましたが、簡単に言うと「やんちゃな人だな」というイメージを持ちました。
世間を騒がせたあの事件の前のことでした。

しかしその後、海老蔵さんが家庭を持ち、子供をもうけていくなかでいろんなことを考えられたのでしょう。
今回のインタビューでも「麻央さんはどんな奥さんでしたか?」という問いに対して、海老蔵さんが「私を変えてくれた奥さんです」と答えていました。
僭越ながら自分に当てはめてみても同じことが言えるのですが、1人で勝手に気ままに生きるのとは違い、“家族”のなかにおいて責任感など成長する過程があったのだと思います。

小林さんは、生前のインタビューで「病気になってから海老蔵さんへの理解ができるようになった」ことや「家族の大切さや尊さ」について語っていらっしゃいました。

「明日やろうかな」と思ってやるべきことをせずに寝てしまうこともある私ですが、あらためて「今日やることはしっかりやる」「一瞬一瞬が勝負」「真剣に生きなきゃ!」ということを改めて考えさせられました。
心からご冥福をお祈りします。

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