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【バルセロナ・テロ】TV『ウェークアップ!ぷらす』で言わなかったコト

スペインのバルセロナにある観光名所「カタルーニャ広場」で、現地時間8月17日夕方17時ごろ、テロ事件がありました。

爆弾や銃の乱射テロではなく“車で群衆に突っ込む”テロで「130人以上の人が死傷する」大惨事となりました。
犯人はひとりのモロッコ国籍の男で、すでに別の場所で警察との銃撃戦の末に射殺されています。

一昨年の3月にこのバルセロナに家族で行きましたが、日本で例えれば京都の清水寺や金閣寺のようなところでした。

カメラで記念撮影したりガイドブックを見ながら歩いたりしている見るからに観光客ばかりで、どう考えても現地の人ではなく外来者であふれている場所です。

家族と今回のカタルーニャ広場を歩きましたから「テロに遭っていてもおかしくなかったのか」と考えてしまいます。
ましてや車1台で突っ込むことでテロになってしまうわけですから、これは「世界のどの場所でも同じようにテロが起こせる」と世界中が震撼しています。

事件直後の8月19日(土)朝、日本テレビ系列の報道番組『ウェークアップ!ぷらす』に出演しましたが、次のようにコメントしました。

「たった1台の車で突っ込むテロ、日本では秋葉原で同じようなことがありましたが、こうしたことを防ぐことは難しいのではないか」
「制圧をどう行うのかについて検討しなければならないのではないか」

番組では「制圧」とまでしか言いませんでしたが、その真意は「テロの発生を未然に防ぐことが難しいのであれば、テロ行為を一刻も早く止めなければならない」ということです。

暴走している車が目の前にいる。
そこに通報を受けた警察官がやって来る。
その時まさか暴走が終わるまでじっと見ているわけにはいかないわけです。

もちろんパトカーで車に体当たりをすることなどもあり得ますが、例えば銃を車のタイヤや犯人に向けることもありではないでしょうか。
こうした対応をしなければ止められないでしょうし、止めなければもっと死傷者が増えてしまうことになりかねません。

日本の警官は警察官職務執行法で銃の使用を厳しく制限されている”穏健な”警察です。

警察官職務執行法
(武器の使用)
第七条  警察官は、犯人の逮捕若しくは逃走の防止、自己若しくは他人に対する防護又は公務執行に対する抵抗の抑止のため必要であると認める相当な理由のある場合においては、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。但し、刑法 (明治四十年法律第四十五号)第三十六条 (正当防衛)若しくは同法第三十七条 (緊急避難)に該当する場合又は左の各号の一に該当する場合を除いては、人に危害を与えてはならない。

今回のような現実にどのように対応していくのかということをもっと議論していくべきではないでしょうか。

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