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【あ〜、また怒られる】瀬戸大橋30周年も新幹線も調子に乗りすぎ!

4月10日、読売新聞の朝刊13面の「解説スペシャル」で大きく「本四連絡橋30年 光と影」との記事が載っていました。

本州と四国を結ぶ大きな橋は3本ありますが、最初に完成した瀬戸大橋の開通から4月10日で30周年となりました。
その10年後に完成の明石海峡大橋は20周年、さらにその翌年だったしまなみ海道は来年で20周年を迎えますが、この3つの橋、確かに光と影があるようです。

“光”は当然ながら本州と四国を行き来する人が増えたわけで、交流(訪れる)人口は年間6000万人と橋がなかった時代より倍増したそうです。
四国から本州の神戸や大阪に買い物に来るという人、逆に本州から四国に観光客も増えているということなどが”光”として書かれてあります。

“影”はどうか。
四国の人口や経済が本州に吸い取られる「ストロー効果」や、高松市にあった支店が岡山や広島の支店と統合された、徳島の商店街の衰退したなどが書かれています。

そしてもう一つ、予想どおり巨額の債務です。
本来は各橋の通行料で返済していくはずでしたが、実際はそうなっていません。
平成17(2005)年に政府が道路公団を民営化した時に一部を税金で補填しますが全く足りず、現在は東日本・中日本・西日本という民営化された後の道路会社に払われているさまざまな通行料で3つの橋の穴埋めをしています。

これまでも似たような指摘をし続けてきましたが、言わんこっちゃないですね。
公共事業が全て悪いとは思いませんが、本四に3本も要らないでしょう、1本で十分。
昭和30年代からの計画で、人口が減少することわかっているのに平成のころまで作っているわけですから、調子に乗りすぎです。

読売新聞は今回
「あれから30年」
なんて書いてますけれどもマスコミもマスコミです。
この3橋いずれも開通の時にはカウントダウンを行なってくす玉を割ってテープカットして
「おめでとうございます!渡り初め第一号の方のインタビューです」
なんてことばかりやってたのがマスメディアです。

新幹線も同じです。
平成28(2016)年、北海道新幹線が開業した時、
「パンパカパーン」
「おめでたいでーす」

と能天気なニュースばかりやっていました。
その当時、言論雑誌『Voice』4月号になぜダメなのかを書きましたのでご覧ください。

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新幹線も10年20年が経ったらマスコミは
「読みが甘かった」
とか
「国民全体の負担になっている」
とかどうせ書くんでしょう。

ものはできちゃってますから前向きに考え提言します。
近隣の方はぜひ3つの橋のどれかを週に1回は使うようにしましょう。
遠方の方は年に1回ですかね。


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