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「朝日、死ね」も「保育園落ちた日本死ね」も、言葉を扱う人の自殺行為だ

日本維新の会の足立康史衆院議員の国会内外での発言が問題になっています。

1つは11月15日の衆議院文部科学委員会での発言で、自由民主党の石破茂元幹事長、立憲民主党の福山哲郎幹事長、希望の党の玉木雄一郎代表を“犯罪者”呼ばわりしたことです。
加計学園獣医学部の新設に否定的な立場の3人が
「日本獣医師政治連盟(政治団体)から献金を受けていて、仮に請託を受けて国会で質問していたのであればあっせん利得罪、犯罪者だ」
と発言しました。
仮定での発言のようですが、各党から
「不穏当な発言だ」
と抗議を受けて翌日にはあっさり陳謝して撤回しています。

もう1つは加計学園問題は朝日新聞の記事捏造だとして
「朝日新聞、死ね。」
というツイートをしたことです。
これに対して、朝日新聞は社説で言及しました。
新聞の社説は最高意思決定した社の威信をかけた論と言えますが、朝日新聞は以下のように反発しました。

『加計問題の報道は確かな取材に基づくものだ。記事や社説などへの意見や批判は、もちろん真摯(しんし)に受け止める。
だが、「死ね」という言葉には、感情的な敵意のほかにくみ取るものはない』

ところがこの反論にはさらに批判が出ています。
あの「保育園落ちた日本死ね」というブログをヨイショしていろいろな機会に掲載してきたのが朝日新聞で、この下品な表現は平成28(2016)年の流行語大賞でトップテン入りました。

こうしたことはある意味、言葉を大切にしなければならない人の自殺行為です。

さらに場外から乱入したのが橋下徹氏で、自身のインターネット番組で
「”死ね”はアウトだと思う。死ねはダメ。僕もボケ、アンポンタンもあるけど、死ねは使ったことがない。朝日新聞ともガンガン喧嘩して”廃業しろ”とも言った。そこが僕の微妙なライン。死ねじゃない」
と発言しています。

これもビミョーですが、いずれにしても感情的な議論は無意味です。
”アホ”も”アンポンタン”も”ボケ”も無しでしょう。

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