08/04/10UP

上柳昌彦おはよう goodday 08/04/10放送分
日銀人事に関する党首討論について
 与党も野党も本音が出ていましたね。国会がここまで議論したら、次は有権者がしっかり判断しなければいけないということになります。こういう本音の議論があったことを一つ一つ蓄積していって一票を行使すれば民主主義も進展するのです。
 小沢党首が「財務官僚が日銀総裁のポストを占めるのは駄目だ」と言うのは、必ずしもそうだとは思わないし、人物本位でできる人にやってもらう、人材を生かすということも必要だと思います。一方で、小沢党首の本音の奥底に「財務省の既得権益というこの構造を直さないといけない」という考えには一理あって、ここまで本音で議論がなされたら、あとは、選挙で有権者が決めることになると考えます。
 首相が野党に対して「人事権の乱用だ」と言いましたが、人事提案は政府与党にあるので、乱用だとは言えないでしょう。よほど変な人を任命したら人事権の乱用でしょうけれど、この人事は社会一般からみて変な人ではないですから人事権の乱用ではないとおもいます。

まちづくり交付金について
 国から補助金をもらって保育園や公園などをつくると、あれはダメ、これはダメと、細かいことがたくさんあって、合理的にふたつの機能をもたせようと計画してもダメだということで補助金が出ないことがあります。しかし、このまちづくり交付金は、使途について審査がないので申請すれば使えるので、使い勝手が良い財源だということで地方自治体にとっては評判のいい制度です。
 じつは、このまちづくり交付金の4割は道路特定財源で賄われているのですが、ご存じのように道路特定財源が道路以外のことに使われていることが報道され、いまや道路、道路と言っている時代ではないから一般財源にしようという議論に発展しているのです。

オリンピックについて
 スポーツと政治を切り離してやるというのがオリンピックの精神ですが、1980年に日本は、ソ連のアフガニスタン侵攻を批判してモスクワオリンピックをボイコットしたことがあります。オリンピック出場にむけて頑張ってきた日本の選手たちは残念がっていたことを思い出しますが、オリンピックは政治が安定しているからできるという側面もあります。逆に、スポーツと政治を切り離すからこそ、オリンピックに関係なく、日本は中国の人権問題、チベット問題、台湾問題、強権的なやり方にものを言わないといけないのです。

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