07/11/22UP

上柳昌彦おはよう goodday 07/11/22放送分
栗本鉄工所、高速道路強度偽装発覚
 最近の食品偽装事件は景気が悪化、競争激化、無理なコストダウンを背景にしているのかと思っていたが、高度成長期から40年間も偽装し続けていたというのを聞いてショックを受けました。見えないところにも手を抜かないのがプロのプロたる所以、職人の誇りと思っていたが、職人も嘆かわしいと思っているのではないでしょうか。
 強度に影響はないといいますが、部材がどこに使われているのかわからないし、40年前の資料があるのかどうか。点検するにも時間とお金がかかるし、実際には点検できないのではないでしょうか。

原油高で荏子田小学校 給食を2日間減らす
 実は給食日数が決まっているということをご存じだった方はどれくらいいらっしゃるか。そういうことを知るうえでも興味深いニュースです。小学校では平均184回提供していますが、この小学校では188回でしたので2日減らすことは問題にはなりませんでした。また、この学校では給食費未納もほとんどなく、授業日数も十分足りているから来年の2日間の授業を短縮することもできたのです。過去のオイルショックのときにも全国で給食減が相次ぎました。
 大人になってから原油価格や株価変動を勉強するのではなく、あらゆるものが社会勉強の教材になるということを知る良い機会ではないかと思いました。政治というのは特別なことではなく、身近な生活に密着しているということなので、この機会に学校でも教材として取り扱ってほしいと思います。

東アジアサミット
 森林面積1500万ha拡大宣言、日本が2180億円供与のニュースがありました。
 日本の国土面積の40%相当の森林を拡大しようというのです。
 先週、フィリピンに出張してきましたが、やはり環境問題が話題でした。しかし、環境問題といってもサニテーション、つまりトイレや伝染病、ごみ処理などの公衆衛生の問題のほうが深刻で、木を植えていこうということよりも、人の生活をどうするかという問題のほうが実はもっと難しいのです。
 そのあと、ベトナムに行きましたが、みんな布マスクかタオルを巻いてバイクに乗っていました。排ガス規制がないので日本の古いバイクが送られているのです。
 アジア全体でどれだけの人口がいるのでしょうか、みんながそういう生活になったらどうなるのでしょうか。
 これから日本の生きる道は、環境技術を開発し、製品化し、輸出する。世界に対する貢献と経済発展の両方に役立つことを考える。ODAもそういう戦略で出していくことを考える必要があるでしょう。

杉並区住民税ゼロ構想
 無税国家論は、松下幸之助さんが30年前から言っていたことで、税金を安くすれば、つきつめれば無税にもできると、ある一つの「ものの考え方」を指し示したものです。
 私も松下政経塾に学びましたが、当時から「そんなことはできない」と言われもしました。私も格好つけて「無税国家ができても、納税意識が欠落するようなことがあれば、それがふさわしいのか」などと議論したことを覚えています。
 複利2%で運用というのは現実にはできないかもしれませんが、山田区長は「杉並区はこういう社会を目指すんだ。住民税がゼロになれば、杉並区に住みたいと転入してくる人が増え、地価が上がり、価値が高まる」という考え方、「これからは、国も地方も『経営』をしろ」ということを指し示したのです。
 山田区長はレジ袋税や師範塾、住民税ゼロなど、経営者として気概を持ってやっていると思います。

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